ケアマネージャーの受験資格について

福祉の現場で今需要が高いのがケアマネージャーです。高齢化が進む今、ケアプランを作成する人が不足しているからです。

ここではケアマネージャーの受験資格についてまとめています。

ケアマネジャーの受験資格を得るための実務経験

福祉に携わる仕事の経験がある方は、ケアマネジャーの仕事を希望される方は多くいらっしゃいます。仕事内容は、介護サービスが必要な方のプラン作成です。サービス事業者と利用者、ケアマネジャーで1ヶ月に1回プラン作成のための話し合いを設け、利用者が希望するサービスを提供できるようなプラン作りをしています。

ケアマネジャーは国家資格ではありませんので、試験に合格しただけではプラン作成をすることはできません。実際に業務を行うためには試験に合格して、業務につくための研修を受ける必要があります。合格した時点では、都道府県の認定資格者ですので、各都道府県により研修の内容は異なってきます。

ケアマネジャーを希望する方の受験資格は、ヘルパーで4年9ヶ月以上勤務しており、介護福祉士を1ヶ月経験していることで受験が可能です。総従事日数900日以上の実務経験を必要としています。この従事日数の数え方としては、勤務形態は常勤であっても非常勤であっても同じ日数として扱われます。

従って1日2時間の勤務であっても1日勤務とみなされます。経験を積まないと受験資格は与えられない資格です。また、2015年以降のケアマネジャーの試験は、介護福祉士の国家資格を持っていても受験科目の免除がなくなり、年々資格をとることが難しくなっています。

ケアマネジャー試験の受験者数・合格率

ケアマネジャー試験は、正式には「介護支援専門員実務研修受講試験」といい、それぞれの都道府県が主体となって、毎年10月下旬ごろに全国的に実施され、12月ごろから合格者の発表があります。試験に合格すると、実務研修の受講資格が得られ、講習をすべて修了すればケアマネジャーに着任することができます。

このケアマネジャー試験は、実施主体となっている都道府県によって、また実施された年度によって、受験者数や合格者数は大幅に異なっています。第1回のケアマネジャー試験は、平成10年度に実施されていますが、このときには全国における受験者数が207,080人であるのに対し、合格者数は91,269人、合格率は44.1%ありました。

ところが、その後の合格者数や合格率はこの数字を上回ることはなく、最近では受験者数が14万人台、合格率が20%台かそれを下回る難関試験というのが相場となっています。特に、平成23年度の第14回試験は過去最低で、受験者数145,529人に対して合格者数は22,332人、合格率が15.3%となっています。

平成27年から介護保険法が新しく改正され、受験資格の見直しなどが出ることから、いわゆる駆け込み受験が増えた平成26年度の第17回ケアマネジャー試験では、受験者数174,974人に対して合格者数が33,539人、合格率は19.2%となっています。

ケアマネジャー試験の受験票について

ケアマネジャー試験の実施要綱は、例年6月ごろに都道府県庁の介護保険課や市町村役場、社会福祉協議会、保健所などで配布され、その後7月から8月の時期に必要な書類を添えて簡易書留などによって受験申し込みをします。

ケアマネジャー試験は都道府県ごとに実施され、社会福祉協議会などが試験の委託を受けているのが通常ですので、住んでいる地域によって若干異なる可能性がありますが、この申し込みが受理されれば、おおむね試験当日から2週間前から1週間前までに、折り返し受験票が送付されてきます。

直前になっても届かない場合は試験の受託先に電話するなどして確認します。この受験票は、合格発表や実務研修で受験番号などを確認するために必要であるほか、試験が不合格であった場合についても、翌年の実務経験証明書提出を免除する際に必要となるため、試験当日はもちろんのこと、試験終了後も保管しておく必要があります。

また、ケアマネジャー試験申し込み後に結婚などで受験票記載の姓名や住所が変わった場合については、「記載事項変更届」とよばれる書類を追加で提出する必要があります。その際には戸籍抄本などの関係書類の提出まで求められる場合があります。

なお、試験当日までに受験票を紛失してしまった場合ですが、本部に申し出れば受験願書の写真と照合の上、仮受験票を交付してくれるのが一般的ですので、前日までに試験の受託先に電話確認できればその指示にしたがい、無理であれば当日早めに試験場に到着して本部に申し出るようにしてください。

ケアマネジャー試験のための事前模試

ケアマネジャー試験は、毎年10月下旬に実施されていますが、最近の傾向を見ると、受験者数は全国で14万人程度、合格率は20%に届くかどうかという難関となっています。

試験合格を果たすためには、かなりの準備をしなければなりませんし、また、全国・都道府県内で自己の学力がどの程度のランクにあるのかを事前に知って、ウィークポイントを解消しておくというのも重要になります。

こうしたことから、公務員試験対策を専門としている業者や、福祉系をはじめとする資格取得講座を開設している業者などのいくつかでは、試験前の時期に全国模試を実施しています。

ケアマネジャーとして必要な知識をじっくりと学ぶことができる模試対策講座などの通学制の講座とあわせて実施しているような場合もありますが、基本的にはマークシート方式でどこでもだれでも手軽に受験できる在宅試験という方式をとるものが多いようです。

こうしたケアマネジャー模試は、最近の出題傾向をもとにして設問が考えられており、解答済みのマークシートを業者に返送すると、すべての問題についてくわしく解説したテキストが手元に届きますので、追い込みの時期の得点率アップに役立ちます。また、全国順位がわかる個人成績表も添付されているのが通例ですので、客観的な実力を把握することもできます。

ケアマネジャーになる為の講座

ケアマネジャーとは、介護を必要とする人に対して介護保険制度を利用して自立した生活を送れるようサポートする仕事で、介護保険制度の知識だけでなく、利用者や各サービス担当者との円滑なコミュニケーションスキル、マネージメントスキルなどが必要とされます。

具体的には、ケアマネジャーは利用者やその家族の状況や要望、サービスのニーズ等を把握してケアプランを作成します。そして利用者が適切なサービスを受けられるように自治体や各事業者に依頼します。サービスが始まった後には定期的に訪問をし、ケアプランの見直しや改善を行い管理します。

介護職をされている方では更なるキャリアアップを目指す為にケアマネジャーの資格を取得する方が多いです。ケアマネジャーの資格を取得するためには、まず介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を経たのちに介護支援専門員の資格を取得、登録することが必要です。

受験するには5年から10年の実務経験が必要なので、受験対策の講座としては仕事をしながら勉強を続けられるようなシステムの講座に人気があります。例えば空いた時間に自分のペースで勉強をすすめられる通信講座や、通学でも短期集中講座などを利用する方が多いです。