ケアマネージャーと介護福祉士、その他の職業の違い

介護の現場で働くお仕事はいろいろな種類があります。

ここではケアマネージャーとよく似た仕事である介護福祉士、理学療法士、介護支援専門員などの違いについてまとめています。

介護福祉士がケアマネジャーになる場合

ケアマネジャーになるには、国家試験を受ける必要があり、その試験を受けるためには受験資格要件に該当する必要があります。では、どのような人であれば、この資格要件に該当するかというと、医師や看護師、社会福祉士、介護福祉士などの資格を有していて、現場での経験が5年以上となっています。

また、資格を所持していない人でも10年のキャリアがあれば受験を受けることがで切る場合があります。しかし、実際はケアマネジャーの方の中には元介護福祉士の人が多いようです。理由としては、やはり介護福祉士の場合、介護保険サービスの現場で働いていたということで、現場のことを誰よりもよく知っているということが挙げられます。

これまでの現場での経験は、ケアマネジャーとして生かすことができますし、どのような介護サービスが展開されているのかということがわかるので、利用者にとって適切であると思われる介護サービスを上手に組み合わせて行くことができます。

また、ケアマネジャーの場合、色々な介護スタッフと連携をはかることになりますが、このような場合でも、介護福祉士であれば他の事業所の職員などの気持ちも理解することができるので、他のスタッフとのコミュニケーションも良好となりやすくなります。

理学療法士もケアマネジャーになれる

ケアマネジャーの資格を取得するには、ケアマネジャーの国家試験を受けてそれに合格する必要があります。しかし、この試験は誰でも受けられるわけではありません。

では、どのような人であれば受けることができるのかというと、看護師や社会福祉士、介護福祉士、ヘルパーなどの資格を所持していて、実際の現場で5年以上業務に従事していることなどが条件になってきます。ですから、試験を受ける前に事前に自分がそれに該当しているかどうかを確認しておくことが大事になってきます。

また、ケアマネジャーになるための試験を受けるための、資格要件はたくさんあり、例えば理学療法士などの資格であってもケアマネジャーを目指すことが可能になってきます。

理学療法士は、身体的に障害があったり、何らかの事故で後遺症などが出てしまったような場合に、リハビリの指導を行う専門家ですが、このような知識は今後高齢者の支援を行うケアマネジャーにとっても必要な知識にもなってきます。

これからは、高齢者も積極的にリハビリを行う時代になってきましたから、理学療法士の知識や経験をもったケアマネジャーの存在というものも必要とされ、重宝されることになると考えられます。

介護支援専門員のことをケアマネジャーと呼びます

介護支援専門員と言う呼び方とケアマネジャーという呼び方とがありますが、同じ資格のことを指して言います。よくケアマネと略して言いますが、これはケアマネジャーを短くした呼び方として介護の事業所や医療機関ではこうした言い方をよくします。

このケアマネジャーは介護支援専門員養成講習受講者選定試験にまずは合格する必要があります。その上で主に都道府県が実施する研修会に参加し、終了の後に正式に介護支援専門員となることができるという流れになっています。

この試験ですが、年に一回しか開催されません。実施主体は原則として都道府県が行っており、しかも試験を受けてもいいかどうかの実務経験などの条件は、満たしているかどうかをしっかりと把握、確認されるようになっていて、試験申し込みができる期間なども各都道府県共通で決められているため、その期間中に申し込む必要があります。

ここでの実務経験や資格等の条件によっては、介護支援専門員養成研修者選抜試験において、一部の試験項目が免除されることになっています。しかしながら、すべての科目が免除されることはあり得ない制度になっているため、一部の科目であってもその試験に合格しなければならないということです。

ケアマネジャーは変更できます

高齢者の方でケアマネジャーを利用されてる方も多いと思います。その中には、自分を担当しているケアマネジャーさんに満足されてる方もいらっしゃると思いますが、そうじゃない方もいらっしゃるかもしれません。つまり、担当のケアマネジャーさんと信頼関係が築かれていない、あるいはサービスに満足していないという方です。

実はそういう方に知っておいていただきたいのですが、ケアマネジャーというのは、もし納得できなかったら変更することができます。変更する、つまり担当者を代わってもらうということです。その決断は必ずしも簡単なことではありませんが、方法としてはとても簡単です。

まず、そのケアマネジャーさんが在籍している介護事業所に連絡をとります。それから、変更したい意志とその理由を伝えます。こうすれば、自分の希望に合ったケアマネさんを紹介してくれる仕組みになっています。ただし、このような方法をとっても、自分の希望の合う担当者が見つからないという場合もあります。

そのような場合は、依頼する事業所ごとに変更することができます。事業所を変えればそこに新しい人材が控えていますので、そこで満足できるケアマネジャーを得ることができるでしょう。こうした変更ができることについて、ぜひ知っておくようにしてください。

薬剤師がケアマネジャー資格取得の際に注意すべき点

高齢化社会の日本において、現在求められているのが介護サービスや介護施設です。人口に占める割合が多い団塊世代が、介護を必要とする時代が着々と進んでいることもあり、介護に関する需要が急激に高まっています。

介護を必要とする人と、サービスや施設利用を提供する組織との橋渡し的な存在となるのが、ケアマネジャーになります。介護保険法が施行された頃から、ケアマネジャーに対する期待が高まり、資格取得を目指す人も増え続けている状況です。公的資格であるケアマネジャーになるには、条件があります。

まず、何も資格を持たない人が、いきなり試験を受けることができないという点です。試験を受ける条件に該当する者として、医師や保健師、介護士、助産師、薬剤師に柔道整復師、栄養士や言語聴覚士などの計21種の国家資格・公的資格を持つ人で、実務経験が5年以上、従事日数が900日以上でなければなりません。

薬剤師の場合は、実務経験年数や日数の解釈に少し注意が必要となります。製薬会社に派遣され、研究を行っていた期間は、薬剤師としての実務にあたっていたとはみなされないからです。これは他の資格にもいえることですから、ケアマネジャーの資格取得を目指す際には、業務内容に注意して職に就くようにしてください。

ケアマネジャーの実務研修の概要とは

ケアマネジャーの試験は、実施主体である都道府県ごとに詳細は異なりますが、毎年10月下旬ごろに一斉に実施され、その後に合格者の発表が行われます。しかし、この試験に合格すればすぐにでもケアマネジャーになれるわけではなく、その後に合格者を対象として行われる「介護支援専門員実務研修」を受講し、全課程を修了する必要があります。

この「介護支援専門員実務研修」についても、実施主体ごとの違いがありますが、おおむね7日間の前期研修を受けた後、所定の実習を経て、さらに2日間の後期研修を受講するというカリキュラムとなっていることが一般的です。

この研修がすべて終われば、各都道府県から修了証が発行されるとともに、介護支援専門員名簿に登録され、晴れて正式にケアマネジャーを名乗ることができるようになります。研修の前期研修は、ケアマネジメントを行う上で求められる視点や専門的な知識・技術について学習するもので、講義が中心となります。

その後の実習は、受講者が認定調査やケアプラン作成などを実際の職場において行う自習形式となり、所定のレポートを取りまとめることになります。後期研修は、実習で作成したケアプランなどにもとづき、演習形式でケアマネジャーとして必要な知識・技能について理解します。