ホームヘルパーの平均時給はどれくらい?

介護や医療の現場は常に人員不足であり、正直な話労働環境が整っているとは言いにくい現状です。

そんな過酷な職業であるホームヘルパーですが、年収や時給は平均どれくらいなのでしょうか。

ホームヘルパーの平均時給ってどれくらい?

ホームヘルパーと言えば介護、介護と言えば時給が安い、と思っている人も多いでしょう。しかし、平成25年度のホームヘルパーの平均時給は1276円と、スーパーやコンビニでのパートやアルバイトから比べると、かなり高い金額です。

もちろんこの金額はあくまで全国平均なので、身体介護なのか生活介護なのか、勤務している地域や、事業所、所持している資格などによっても変わってきます。では通常のパートなどのように、1日8時間働いて日給1万円弱もらえるかと言えばそうではありません。基本的にホームヘルパーの仕事は「実際に支援に入った時間」で給料が発生するからです。

まず、支援と支援の間には必ず移動時間が必要です。「9:00~9:59→Aさん宅」「10:00~10:59→Bさん宅」このように、移動時間のないシフトを組む事は出来ません。

また、基本的に支援に入る時間は、利用者の希望にそって計画される為、毎回都合の良いようにシフトが組まれるとは限りません。【9:00~9:59、10:15~11:44、12:00~12:59…】このようなシフトが理想的ですが、実際は【9:00~9:59、11:45~12:44、14:00~14:59…】といった飛び石シフトが組まれる事も少なくありません。

しかししっかりと業務に取り組み、信用と実績を積み上げていけば、事業所も優先的に単価の高い仕事や、効率の良いシフトを回してくれるようになりますので、目先の利益にとらわれず、その先を見通して頑張る姿勢が重要です。

ホームヘルパーの値段について

ホームヘルパーとは、介護保険を活用しながら、自宅や外出等における様々な介護サービスを行う介護従事者の事を指します。ここでは、一般的な値段を説明しますが、もちろんホームヘルパーが所属する業者、施設によって値段は変わってきます。ただ差異としては500円程度ですので、一応の参考にはなるでしょう。

まず、掃除、洗濯、調理などの身の回りの世話を行う生活援助の場合は、2,000円から3,000円(通常日と土日・祝日、時間帯によって変わります)。直接身体に触れて風呂や排せつなど世話を行う身体介護の場合は3,000円から5,000円程度(同じく曜日、時間帯によって変わります)

軽度の外出介護(補助等で歩ける場合)は2,500円から4,000円程度。車椅子、介護用自動車を使っての重度の外出介護では3,000円から5,000円程度が相場となるでしょう。なお、1時間制度を取る業者もあれば、30分制度を取る業者など制度はまちまちです。

その他、要介護認定を受けて介護保険を活用する場合の実質自己負担額は約1割です。その他、自己負担のみでの帆無ヘルパー派遣は異なる金額となりますので、各種お問い合わせが必要となるでしょう。また、生活保護受給者の場合はホームヘルパー派遣が無料となります。

介護保険においては、介護状態として要介護1から5など段階があり、その介護状態によって利用料金が変更となるほか、各自治体によって料金は変わってきますので、詳細については担当のケアマネージャー(介護計画を策定する者)にお問い合わせすることをお薦めします。

ホームヘルパーの雇用形態と年収

高齢化が進む中で福祉や介護の問題も深刻化していますが、人材が不足しているのが現状です。もちろんホームヘルパーも同じですが、雇用形態が複数あるために年収もそれぞれに異なっています。

ホームヘルパーは正社員だけではなく、パートやアルバイトのように時給により雇用されている人が多いため、労働量の割には年収が低い特徴があります。勤務先や雇用形態により収入が変わるため、勤務先はしっかりと選ぶことが大切です。

年収の相場は様々ですから簡単には把握できませんが、ホームヘルパー2級を持つ正社員でも300万円程度が多いと言えます。身体介護は肉体労働を伴いますが、その割には賃金が良くないのも福祉業界の特徴といえます。

ホームヘルパーは施設に勤務して業務を行うだけではなく、訪問介護をしている人もいます。訪問介護は受け持った分が収入となりますので、頑張れば頑張った分だけ収入を高めることが可能です。高齢化が進む中ではホームヘルパーの人材は絶対的な不足状態となっているため、将来性の高い仕事となります。

将来性は高いですが、過酷な労働環境となっている施設が多いですし、その割には収入に結びつかないのが特徴ですから、雇用形態や環境をしっかりと選ぶことが大切です。

ホームヘルパーの手取りについて

2013年4月、管轄機関である厚生労働省における法改訂以降、実際にはホームヘルパーと呼ばれる職業は存在しません。旧ホームヘルパー2級は介護職員初任者研修、旧ホームヘルパー1級は介護職員実務者研修と呼ばれています。

ここでは、あえて旧ホームヘルパー2級にスポットを当てますが、仕事内容自体に大きな変化はありません。料理、掃除、洗濯等を行う生活支援、実際に利用者(要介護者)の身体に触れる、入浴介護、排せつ介護等の身体介護、車椅子や福祉専門車両を活用した外出介護等があります。

その他法改訂以降の業務として、医師や看護師の協力を得ながら、痰の吸引業務なども行えるようになりました。

なお、旧ホームヘルパー2級においても、正社員には、なかなかなれずバイト体系が多く時給計算になっています。またホームヘルパーの仕事内容によって時給もさまざまです。

一般的な例を挙げるとすれば、利用者(要介護者)の自宅に赴く、訪問介護では1件の利用者に対して「身体介護」は時給1,800円から2,500円、「生活援助」は1,300円から1,600円位となっています。

このような仕事を何件こなすかで、その手取りが決まってきます。ただ、注記すべき点として介護自体の質向上の為、あまり多くの件数を行った場合は逆に収入自体が制限される(減少する)取り決めもあるので、その場合は手取り額減少に繋がるのでご注意下さい。

このように、曜日や夜勤手当等によって違いがありますが、通常は前述のような時給体系となる訳です。なお、自宅以外の福祉施設による場合、時給750円から1,000円位でしょう。

ホームヘルパー資格取得のための補助金の存在

ホームヘルパーの資格は研修を受けることで取得することができます。介護事業所などでは、無資格でも仕事ができます。しかし、実際に募集しているのは、有資格者が多いようで、もちろん賃金、仕事内容にも大きく影響しています。そこで、実際の資格取得のためには、公的機関と民間機関が研修を主催しています。

公的機関は自治体、福祉公社、社会福祉協議会などが、民間機関は、ホームヘルパーの人材派遣を行っている会社などが主催しています。資格取得をするためには、費用がかかりますが、教育訓練給付金として補助金が出ます。国家資格ではありませんが、研修内容によってホームヘルパー1級、ホームヘルパー2級、ホームヘルパー3級に分類されます。

どの団体も講習の内容にはあまり差はありませんから、補助金が出る機関主催のものが、安く資格取得ができると考えられます。これから、ホームヘルパーになろうという時には、補助金を上手に利用することで、費用を抑えて資格取得を考えてみてください。

自治体等のホームページ上などで詳しく案内していることが多いですから、是非確認をしてみてください。ますますニーズが高まる資格とされていて、就職にも有利になります。

ホームヘルパーの不安とは何か

高齢化社会になりホームヘルパーの活躍が期待される時代になりました。しかし、それに反してホームヘルパーのなり手が少ないのが現状です。そして、人間を相手にするので色々な不安やストレスもあります。

では、どういった不安があるのか、それは一人で自宅に訪問したり夜勤など自分だけで行い、もしお客様に何かあったときの対応への不安、また、移動介助の際転倒させないかなどの技術的不安、そして、お客様の中には自分より体の大きい人がいます。

また、寝たきりの介護度が高い人もいますので、自分の体への負担と不安、また、色々なお客様がいますので、急に怒られたりなどの精神的負担などがあります。では、どのようにこれらを解消したらよいのか、明確な答えはありませんがとにかく技術や知識を身に付け自信を持つ事です。そうする事により大分違ってきます。

また、会社側にも配慮が必要な場合もあります。そして、何より人間相手なのでコミュニケーションをたくさんとる事が必要になります。お客様ともスタッフともたくさんコミュニケーションをとり相手を理解すると仕事をしやすくなります。

ホームヘルパーは大変だという声を聞きますが、とてもやりがいのある仕事です。本当に向き合えば相手から慕われ感謝されその人の人生の一部となります。