ホームヘルパーと家政婦の違い

ホームヘルパーはご自宅に訪問し介護やお世話をするお仕事ですが、この説明を聞くと家政婦も同じような仕事ではないのかという疑問が浮かんできます。

ここではホームヘルパーと家政婦の違いについて解説しています。

ホームヘルパーと家政婦の業務の違い

ホームヘルパーと家政婦は、どちらも「住民のお宅を訪問してお世話を行う」仕事になりますが、両者には明確な違いがありますので覚えておかなければなりません。ホームヘルパーはケアマネージャが作成したケアプランに基づき、介護が必要とされる方に対して支援を行うものであり、介護認定者のご家族に対するサービスは一切できません。

これに対し家政婦は、あらかじめお伝えいただいた家事全般を行えますが、専門知識が必要だったり医療行為は出来ません。また雇用関係にも大きな違いがあり、家政婦は多くの登録者の中から「この家庭にはこの人が適任である」という方を選びます。

契約は選ばれたスタッフとお客様との間で成立しますので、基本的に毎回同じスタッフがお宅を訪問する事になります。これに対しホームヘルパーの場合は、ヘルパーが所属する会社と介護が必要な方の間で契約が交わされます。そのため毎回同じスタッフが訪問するとは限らず、会社のローテーションによって変わる場合も多いです。

家政婦の場合は利用者の全額自己負担に対し、ヘルパーの場合は要介護の度合いで負担額が変わります。明細書が送られてきて、毎月決められた日に利用金額を引き落とされる事になりますが、手続きに不備がないか不安がある方はスタッフに相談してみると良いです。

介護ヘルパーもホームヘルパーもキャリア志向が必要

超高齢化社会が現実的な社会問題となっています。実に4人に一人が65歳以上の高齢者であり、また後期高齢者に限れば、多くの方が認知症を患っているという現状です。高齢者が入居する介護施設不足の問題や、介護保険制度を支える介護保険制度の問題など、実に多くの課題と直面しています。

もっとも大きな課題は介護現場の人手不足です。施設の介護ヘルパーも、在宅ケアを支えるホームヘルパーも人手不足に悩まされています。離職率が高く、若者の入職も進まない時代です。政府も地方自治体もその問題の脱却に真剣に向き合い始めています。

大変厳しい状況ではありますが、見方を変えれば大きなチャンスでもあります。介護制度の見直しは、従来のホームヘルパーや介護ヘルパーのキャリア形成を含んだものです。具体的には介護福祉士や介護支援専門員としての専門職としての資格取得を目指すものです。

ホームヘルパーであれ介護ヘルパーであれ、実務経験があれば、そのような資格取得を目指すことが可能です。資格取得を成し遂げられれば、超売り手市場の介護転職市場において大きな強みとなります。専門職としてのキャリアは、そのまま処遇面でのキャリアアップに繋がります。

ホームヘルパーはコミュニケーション力も大切

ホームヘルパーを利用者さんの多くは介護認定を受けている高齢の方です。体が動きにくい方や病気を持っている方など様々な方がいるため、健康面や衛生面に気をかけてあげることはとても大切なことですが、ホームヘルパーとして他にも大切なことがあります。

それは利用者さんとのコミュニケーションです。利用者さんとのコミュニケーションを取ることは、ホームヘルパーとしてはとても大切なことで、コミュニケーションを取れるようになることで、利用者さんの小さな変化を見つかられる可能性が高まります。

多くの高齢の方は、心に寂しさや不安を抱えている方が多く、そしてその分心を開きにくい人もいます。初めは頑固で冷たい対応をされて心がへこんでしまうこともあるかもしれませんが、少しずつでも声をかけ笑顔を見せていくことで利用者さんの心も和み、コミュニケーションを取りやすくなってくるのです。

利用者さんの好きな食べ物や曲、趣味、昔楽しかったことなどといった会話をしてみたり、優しい口調で声をかけてあげることで利用者さんの心は開き、不安に思っていることや辛いことなどを話してくれるようになります。

そのことにより、利用者さんの小さな変化を見つけやすくなり、ホームヘルパーとしての利用者さんを見守ることができるようになるでしょう。

ホームヘルパーが出来ないサービスとは

旧ホームヘルパー2級は、在宅介護を中心とした内容のカリキュラムで主に訪問介護での現場に合わせたものとなっていました。高齢者の多くは、住み慣れた自宅での生活を望んでいます。なので、訪問介護をするホームヘルパーの存在は必要不可欠です。

訪問介護でのホームヘルパーの仕事内容は、利用者の生活介護という家事全般と利用者に携わる身体介護があります。生活介護は、掃除・洗濯・食事の支度・買い物などです。身体介護は、食事介助・排泄介助・入浴介助・起床や就寝介助・移動介助などです。

こうして利用者が当たり前の日常生活をスムーズに送れるようにサービスを提供するのが仕事となります。ですが、訪問介護で提供出来ないサービスがあるんです。基本的には利用者が日常生活を送る上で必要な支援のみしか出来ないことになっています。

なので、毎日の食事に必要な買い物は出来ますが、それ以外の特別な買い物はしてはいけないことになっています。食事の支度も、介護保険制度によって要介護認定を受けている高齢者の分しか用意してはいけないんです。ホームヘルパーは要介護認定を受けている高齢者のためには自宅に伺っているので、家政婦とは違うということです。

草むしりでホームヘルパーの魅力を高める

限られたホームヘルパーの仕事は、収入に見合うだけの仕事内容が用意されていますし、仕事を行えば充実感が得られますから、感謝の言葉や表情からも仕事に対する遣り甲斐は感じられます。

収入が十分な事も充実には欠かせませんし、ホームヘルパーの仕事をする場合も意識は重要なので、全力で仕事に取組み余裕のある収入が得られる事が理想ですから、満足出来る仕事を得る為の努力が大切です。

草むしりも場合によってはホームヘルパーの仕事になりますし、地道な作業が充実の役立つ事もありますから、必要とされる場所で積極的に取り組む事によって、人から必要とされ社会に役立つ存在になれます。

体力も必要な草むしりは、単純な作業であっても集中力や体調管理が欠かせませんし、継続して積み重ねる事で結果が得られるので、普段からの仕事への取り組みや技術の向上と同様の訓練になります。

簡単な作業だからと手を抜く事無く草むしりを行えば、ホームヘルパーの仕事としても評価の対象になり、評価を行う人物に認められる事が出来れば、更に仕事の可能性を広げる事に繋がります。

可能性があれば挑戦の機会が得られるので、任せられた仕事は投げ出さずに挑戦する事が大切ですし、草むしりも仕事の一環として取り組む事が出来れば、今後にとってプラスになる結果になります。

ホームヘルパーの掃除には注意点があります

介護保険法で規定する訪問介護サービスで、特に生活援助を行うホームヘルパーにはできないことがいくつかあります。そのうちの一つが、介護保険利用者以外に同居している家族がいる場合で、その家族だけが使用する場所などは生活援助で掃除などを行うことはできません。

あらかじめ家族構成やその家族がどこまで介護ができるかなどについて、居宅介護支援事業者のケアマネジャーがアセスメントの中で把握をしているはずですが、その家族ができることするべき事と、介護が必要な人のためのサービスとは完全に分けなければなりません。

こうしたルール上の問題で、ホームヘルパーが掃除をする際には利用者側の意向だからと言ってもできることと出来ないこととがあることをしっかりと説明してもらっておくことが極めて重要です。ホームヘルパー側からも最初の契約の段階でしっかりと話をするなどの必要性もあるでしょう。

介護保険制度はあくまで介護が必要な人のための制度であり、それを野放図に何でもできると解釈することはできません。利用者側のモラルも問われる制度であることを、利用する側もしっかりと知っておくことが求められますし、制度についてもしっかりと最初の段階で説明をしておく必要があります。

ホームヘルパーによる掃除の仕方とは

介護保険で認定されると生活支援サービスを受けられるようになり、ホームヘルパーが訪問して掃除などの支援を行ってくれるようになります。

そのホームヘルパーの掃除の仕方は、クリーナーをかけることから始まり、拭き掃除までしてくれます。この際の掃除の仕方は、介護保険で認定された利用者の希望に応じて行います。具体的には、居間とキッチンと寝室の掃除を依頼されたらそれに応じて掃除を行ってくれます。

ホームヘルパーは、利用者と会話をしながら掃除を行ってくれますので、単に家政婦が行う行為とは意味が違ってきます。介護保険制度で行われているサービスだからです。

掃除の仕方は、ホームヘルパーが入れ替わってもほぼ同じ掃除の仕方になります。大掃除のような徹底的な掃除ではなく、生活を行う上で必要になる部分を支援して行く掃除です。

ですから、室内における掃除はホームヘルパーは可能ですが、自宅の屋外の敷地では草取りや掃き掃除などは出来ません。室内だけの掃除だと指定されているからです。

介護保険制度でホームヘルパーを利用する際には、こういった規約があることを理解した上で利用するようにしましょう。従って、週に何回来てもらえるかも、利用者の認定の度合いによって変わって来ます。