ホームヘルパーに相談するときの注意点や内容について

自分の両親や祖父母が介護を必要としたときに、ホームヘルパーに頼むべきなのかどうかを悩むケースは多いでしょう。

ここではホームヘルパーに実際に相談する際の注意点や内容についてまとめています。

ホームヘルパーは相談により助言も出来ます

介護保険で認定を受けると利用者として、生活支援サービスを受けられるようになり、一定の曜日や時間にホームヘルパーが訪問して掃除や洗濯、料理などのサービスを行ってくれるようになります。
ホームヘルパーは、単に生活の支援を行って利用者の不自由さや負担を軽減するというだけではありません。

家庭を訪問して生活支援サービスを提供するのですが、利用者の相談にも応じます。具体的には、困っていることがありどうしていいのか分からない時や買い物をして来てほしい時など様々です。
ホームヘルパーは、訪問して生活支援サービスを行いながらも、利用者の変化にも気を配っています。

そのため、気になっていることは利用者から相談を受けることもありますし、答えられる範囲であれば助言をすることもあります。ホームヘルパー自身が、答えられない内容であれば一旦聞いた上で、ケアマネージャーなどに相談をした後にしかるべき助言をすることもあります。

利用者は、些細なことでも気になることがあれば、ホームヘルパーに遠慮なく相談出来る立場にあることを理解して利用するようにすれば、出来る範囲で答えたり助言をしてくれたりすることがあるので、把握した上で利用をしましょう。

ホームヘルパーが相談にのり助言を与える際の留意点

ホームヘルパーの仕事は、介護保険法にのっとって利用者の自宅に訪問して介護サービスを提供することです。仕事の内容としては、掃除や洗濯、買い出しや調理、病院への通院する際の付き添いなどの生活支援や入浴や排泄の介助や衣服の着脱、体位交換などの身体介護、通院の際に介護タクシーを利用した時の乗り降りの介助などがあります。

ホームヘルパーとして働くには、各都道府県が指定した事業所で介護職員初任者研修を修了して認定を受けることが必要です。研修の中では、ホームヘルパーとしての技術面はもちろんのこと、サービスを利用する方からの悩みや不安を打ち明けられた時の相談にのり助言を与える際の留意点についても学びます。

また、ホームヘルプとしての性質上自宅に訪問してサービスを提供するため、家の中で物を盗られた、接待を強要されたなど利用者とのトラブルにあうこともあります。トラブルにあった場合には、サービス事業者やケアマネジャーに相談し、どのように対応すればよいかの助言を受けるように心がけてください。

サービスを提供する中で感じたことや改善した方がよいと判断する案件についてはこまめにサービス事業者に報告し、利用者にとってもホームヘルパーにとってもよりよいサービス内容にしていくことが大切です。

ホームヘルパーを頼むには何が必要?

急に家族に介護が必要になったり、今まで介護をしていた人が急病で倒れて介護する人がいなくなってしまった時に、多くの人が考えるのが、ホームヘルパーの利用です。

しかし、ホームヘルパーを頼むには、様々な手続きが必要となります。「すぐに必要なので明日から来て下さい」というのは難しいという事を頭に置いておかなければなりません。

ホームヘルパーを頼むには、まず「介護認定」というものを受けて、介護度をつけてもらわなければなりません。市区町村の福祉課や介護保険課(自治体により名称が異なります)

地域包括支援センター、各介護サービスを提供している介護事業所に所属しているケアマネージャー等に、介護サービスを利用したい旨を申し出れば、介護認定の手続きを進めてもらえますので、とにかく相談してみましょう。

基本的に介護サービスの利用は介護認定が出てからですが、介護給付は介護認定を申請した日に遡って受けられる為「この人は介護度が出そうだな」とケアマネージャーなどが判断した場合には、見込みで利用出来る場合もあります。ただし万が一介護度が出なかった場合は、全額自費負担となってしまう為、利用は慎重に行わなければなりません。

また介護度が出たからと言って自分で好きなようにサービスを利用する事は出来ません。ホームヘルパーなどの介護サービスは、必ずケアマネージャーの居宅介護支援計画書が必要となりますので、希望はどんどんケアマネージャーに伝え、少しでも自分の理想とする介護を受けられるようにしましょう。

ホームヘルパーとして働く際の注意点

ホームヘルパーとして働く際、人間相手の仕事の為、いくつか注意点があります。まず、必ず守らなくてはいけない事が個人情報などの秘密を守る事です。ちょっとした、外出先やお酒の席などでぽろっともらしてしまったなんてことにならないようにしてください。

また、お客様が他のお客様の病気や家庭のことを聞かれても教えてはいけません。興味や相手の事を思って聞いてくる場合がありますが、病名などはデリケートな問題で本人に告知をいていない場合もありますので、お客様から聞かれても絶対に答えてはいけません。

また、ホームヘルパーとしての注意点は言葉使いや身だしなみです。年上の人生の先輩方なので、どんなに介護状態になっていても敬意を払わなければいけません。きちんとした言葉づかいと介護のしやすい清潔感のある服装がいいです。

また、身体介護などを行う際の注意点は、必ず装飾品ははずし、爪も短くきり、お客様に怪我をさせないようにします。高齢になれば皮膚も弱く薄くなりすぐに皮膚剥離をおこしてしまいます。

また、自分も腰を痛めてしまう場合があるので、腰を痛めやすい人はサポーターなどを身に付けるとよいでしょう。自分のミスで怪我をさせないことがホームヘルパーとして大事です。

ホームヘルパーがトラブルにあいやすい理由

ホームヘルパーは自宅を訪問して、利用者の入浴や排泄の手伝いをしたり、料理や掃除を手伝うことが仕事です。

利用者の自宅に訪問してサービスを提供するため、時にはお金を取ったなど泥棒扱いされたり「お茶でもどうぞ」と利用者本人がお茶菓子を出したため受け取っただけであっても、後で利用者本人やその家族から接待を強要されたなどといいがかりをつけられるなど、トラブルにあいやすいです。

自宅に訪問してサービスを提供するという性質上、トラブルを避けることは困難です。ホームヘルパーとして仕事を目的として利用者の自宅を訪問する際、利用者は家にいて一緒に掃除や料理をします。

生活を支えてもらっているうちに、利用者は家事を手伝ってくれながら家族の愚痴や身体の変化による戸惑いを話し、不安や悩みに耳を傾け励ましてくれるホームヘルパーの存在に救われた気持ちをもつ方は多いです。

特にホームヘルパーとして働く方は女性が多いため、お互いの気持ちを開示しあうことでより仲が深まるという性質も持ち合わせています。仲が深まることは、相手が自分のして欲しいことを毎回言葉で伝えなくてもしてもらうことができるため心地の良いものです。

この際、利用者から心遣いとてお茶菓子が渡されることが多いのです。利用者の気持ちは有り難く受け取るが、今後もどんなに親しくなっても1杯のお茶も決して頂かない、そのような決心を持って仕事をすれば、トラブルに巻き込まれることも最小限に抑えられます。

ホームヘルパーの仕事内容は?

訪問介護員は、介護保険法においてサービス利用者の自宅に訪問し、食事、排泄、入浴などの介助をすることで利用者の生活を支える仕事となります。訪問介護員のことを通称ホームヘルパーといいます。ホームヘルパーは国家資格では無く、講習を受け修了者に与えられる認定のことになります。

ホームヘルパーの講習課程には1級と2級があり、この級によって仕事の内容が変わります。一般に2級から取得する人が多く、2級取得者の需要が多い為となっています。2級取得者は訪問介護において身体介護、家事援助ができます。さらに老人施設においても身体介護ができます。

1級取得者は訪問介護事業所においてサービス提供責任者として後輩の育成指導、利用者とヘルパーとのコーディネート等ができます。ホームヘルパー2級のメインの仕事内容としてトイレ、食事、着替え、入浴、体位変換、付き添いなどの身体介護があります。外出時の付き添いももちろん、髭や爪などの身だしなみも介護します。

その他にも住居の掃除や食事の用意、洗濯、買い物の代行やゴミ出しや病院での薬の受け取り代行などの生活援助も行います。利用者と関わる場合、生活や介護についての相談に乗るのも仕事の一つとなります。コミュニケーション能力も問われる大切なお仕事となります。