介護資格の中で唯一の国家資格!介護福祉士の仕事内容と役割について

介護福祉士といえば介護の現場ですので、なんとなくイメージはつかめると思うのですが、実際にどんな仕事をしているのか気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは介護福祉士の仕事内容について詳しくまとめています。

介護福祉士の仕事内容とは

介護福祉士とは、介護の必要な高齢者など日常生活を一人で過ごすことが困難な方に対して介護を提供する仕事です。1982年5月21日に成立し、同年5月26日に公布された国家資格です。

介護福祉士国家資格の取得方法は、2年以上の介護福祉士養成施設を卒業した者、介護などの業務に3年以上従事し、国家資格に合格したもの、専門などの高校で必須科目の単位を修めて卒業し、国家資格に合格した者です。この資格を所有していれば就職に大変有利であることは間違いないといわれています。

主な就職先は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、デイサービスセンター、有料老人ホームうやグループホームなどの介護施設です。

介護福祉のなかでも2つに分けられる

介護福祉士の仕事内容は、主に病院などの施設における介護と、在宅における介護の2つに分類することができます。

病院などの施設における介護福祉士の仕事内容は、患者さんや利用者さんの食事や清潔、排泄行為などの身の回りのお世話に加え、病院では検査に行くときなどの車椅子介助や歩行介助も行います。

一方、在宅における介護では、利用者さんの自宅で食事や清潔、排泄行為などのお世話を行います。病院や施設の場合とは違い、その人の自宅に赴くので、食事の用意や買い物の代行を行う場合もあります。

在宅介護は利用者さんの普段の生活の中でサポートをする

専門知識と技術をもって身体の不自由な方や、認知症の方、高齢者の方など日常生活を営むことに支障がある方たちに入浴介助、排泄介助、食事介助なども行います。

このときは、利用者さんの状況を把握した上で、必要に応じて看護師も介入する場合がありますが、基本的には介護福祉士が行う場合が多いです。また、食事介助では利用者さんの状況により、病院食にとろみをつけてむせにくくすることや、薬の準備を行うこともあります。

また、トイレや階段など、バリアフリーではなく段差がある自宅も多いので、転倒や転落にはより注意が必要となることが多いです。

介護を受ける方とのコミュニケーションが最も大切

なるべく今までと変わらない生活を送ってもらえるように手助けを行っているのです。 ただ専門技術を持って、身体的手助けの仕事に携わるだけではなく、介護を受ける方の精神面なども考慮することも重要な仕事内容であり、コミュニケーションが最も大切とされます。

重労働で気配りも必要で、肉体的・精神的にも大変な仕事ですが、人生の先輩方から色々な学びを得ることも多々あり、大変やりがいのある仕事です。

夜間勤務の介護福祉士として重要なこと

介護福祉士として夜間勤務を選択することで、高い給与をもらえるようになってきます。介護の仕事は、一般的にもらえる給与も低い傾向にあるのですが、夜間勤務を選ぶことで満足できる給与をもらうことができるのです。仕事に対してのやりがいの他に、給与も求めたいときには夜間勤務を選択してみるとよいでしょう。

ただ、夜間に介護福祉士として働くときには、高齢者の方の体調にも細心の注意が必要となってきます。夜の間には、体調が急変しやすくなるため、一人一人の入居者の方の体調面について、常に目を光らせておく必要があるのです。

常に入居者のサポートができるように待機しておく

夜の勤務は、入居者の方も眠っているから楽だと考えている方は、上手く仕事をこなしていくことはできませんので、働く前に決心も必要となるでしょう。また夜間勤務で働く際は、少ない人数でも対応できるように、従業員同士で密にコミュニケーションをとっておく必要もあります。

入居者の方の体調が変わってしまった時には、医療機関と連絡を取り治療を開始する必要がでてきます。この点に迅速に対応できるだけの能力が必要となってきますので、求人に応募するときには迅速に仕事ができるのか確認しておくとよいでしょう。

介護福祉士の一日の簡単な仕事の流れについて

介護福祉士は仕事の内容に対して給料が少ない、人手不足など問題が多いですがその分やりがいのある仕事でもあります。

介護に携わる介護福祉士の、一日の仕事の流れについてご説明します。まず、介護の仕事は一般的に「4交代制」を採用しており、「早番」「日勤」「遅番」「夜勤」で構成されています。

それぞれの時間帯によって仕事が分かれている

早番の場合は朝7時頃から昼の3時ぐらいまで仕事があります。朝は、「離床介助」と呼ばれる仕事があり、電動ベッドを起こして着替えを行い朝食を取るために食堂に移動するお手伝いをします。また、朝食の準備や食事のお手伝いも行います。その後、排泄のお手伝いやおむつ交換、入浴の時間がある時は入浴のお手伝いも行います。

午後は昼食の準備と食事のお手伝い、排泄のお手伝いを行い、レクレーションがある場合はそれに参加します。その後、夕食の準備と食事のお手伝い、そして排泄のお手伝いとおむつ交換を行います。

夜寝る前には歯磨きなどのお手伝いを行い、寝巻きに着替えさせた後就寝時間に入ります。更に夜勤の場合は、はじめに一日の介護記録の入力を行い終わったら休憩に入ります。そして2時間に1回施設内を巡回し、入居者のコールに備えます。必要に応じて排泄のお手伝いやおむつ交換を行うこともあります。

介護福祉士の仕事の基本は見て覚えるもの

介護福祉士の仕事はどうやっておぼえていくかというと見て覚えるものといってもいいでしょう。というのはなかなか全ての仕事を経験してから仕事をするといったことは出来ません。基本は人がしていることを見て覚えるといったことになります。

先輩の仕事であったりとかもそうですし、セミナーなどにいって介護の方法について学ぶといったこともそうです。ベッドに寝ている老人をおこすといったような動作でもうまくやる技術やコツといったものがあります。

姿勢はどういったものがよくて、重心はどこにおくのか、介護の対象者をどういった姿勢にすると動かしやすいのかなど実に様々なことを見て覚える必要があります。

相手は人間なので毎回同じ体調や行動ではない

介護の仕事は毎日が全く違ったものになっていきます。介護を受ける人は人間ですから同じ行動をするというわけではありません。かなりの肉体労働でもありますから、この仕事はある程度の技術の習得が求められることになります。

介護の仕事は見た目よりも大変な仕事です。人はかなり重たいものですから、そ肉体的にも疲れますし、人と接する仕事なので精神的にも疲れる仕事です。また日々の体調といったものも違っていきますから、その場合場合に応じた対応といったものが介護福祉士に求められることになります。

そういったことが出来るようにならなければこの仕事はつとまりません。介護の仕事というのは見た目以上に大変なものです。

利用者さんの爪切りを行う際に注意が必要

介護福祉士は、利用者さんの食事や排泄、清潔などの身の回りのお世話をしますが、爪切りもその仕事のひとつです。自分で爪を切ることができない利用者さんは、爪が長いことによって、爪の間に汚れがたまり不潔になるだけではなく、何かの拍子に自分で引っ掻き皮膚が傷ついてしまうこともあります。

そのため、爪切りは介護福祉士にとって必須の仕事だと言えます。介護福祉士が行う爪切りは、自分で行う場合とは異なり様々なことに注意が必要です。

皮膚を傷つけないように注意深く切りましょう

まずは、爪を切っても大丈夫かどうかの確認することです。なぜなら、利用者さんの中には爪を切られるということが嫌な人もいるので、爪切りを行う前には必ずその必要性を説明した上で、同意を得る必要があります。

また、認知症が強いために手足を常に動かしてしまう人や、手足をじっとしてられない人には注意が必要です。そして、一番注意したいことは、皮膚を傷つけないように行うということです。爪切りの刃が皮膚をはさんでいないか、一回一回確認しながら注意深く爪を切っていく必要があります。

このときのポイントは、爪を刃ではさんでから、爪の下から皮膚を覗き、巻き込んでいないかをチェックすると危険が少なく行えます。

介護福祉士の仕事と役割

介護福祉士は、利用者の人権を尊重し、自立を促し人間らしく生活できるよう支えていくという意識を持って仕事をするのが重要です。利用者の日々の変化に気づき、臨機応変に対応する能力が必要となります。

利用者との信頼関係を良くし周囲との連携も築きましょう

生活全般を、医療的な視点からと、生活的多方面な視点から観察し、利用者との信頼関係を築くことが大切です。また利用者、その家族とのコミュニケーション、交流は重要な仕事のひとつでもあり、さらに地域との協力体制を図るのも大切です。利用者が孤立しないよう見守りながら、周囲との連携を築く必要もあります。