介護福祉士免許の名義変更について

介護福祉士として免許を登録した人が結婚や引っ越しなどで名義変更を行う場合には手続きが必要となります。ここでは介護福祉士免許の名義変更について詳しくまとめています。

介護福祉士が名義変更するための手続き

介護福祉士として登録した人が、氏名や本籍地などの名義変更を行う場合については、社会福祉士及び介護福祉士法の読み替え規定によって、厚生労働大臣にその旨を遅滞なく届出をしなければならないこととされています。

ただし、この介護福祉士としての登録は、現在では厚生労働大臣から社会福祉振興・試験センターが指定登録機関としての指定を受けているため、実際には同センターに対する届出となります。

名義変更の届出の手続きですが、登録事項変更届出書という書類を同センターに簡易書留で提出することによって行います。所定の手数料が必要ですので、銀行の窓口を通じて振り込んだ際には、振替払込受付証明書を必ず受け取っておくことが大切です。

このほかにも、事実関係を証明するために戸籍抄本か戸籍の個人事項証明書のいずれか1通が必要となります。外国籍の場合については、戸籍抄本などの代わりとして、国籍の記載がある住民票と、変更前の内容が確認できる公的書類が必要であり、短期滞在であれば住民票に代わってパスポートとなります。

これらの書類に加えて、介護福祉士登録証の原本をまとめて同センターに郵送すると、登録事項が変更され、1か月から1か月半後には書き換えられた新しい登録証が返送されてきます。

介護福祉士としての名簿への登録

毎年1回全国的に実施されている介護福祉士国家試験に合格すると、介護福祉士となる資格を得ることができますが、社会福祉士及び介護福祉士法とよばれる法律の条文によれば、実はこれだけでは介護福祉士になったとはいえません。

合格者は必ず厚生労働省に備え付けられる介護福祉士登録簿とよばれる名簿に、本人の氏名、生年月日その他の省令で定める事項の登録を求めることが必要であり、この名簿に登録されてはじめて介護福祉士となることができます。

この名簿に登録するための事務は、同じ法律によって指定登録機関とよばれる外部の組織に行わせることができるとされており、公益財団法人としての社会福祉振興・試験センターが、現在は指定登録機関として唯一の指定を受けていますので、実際のところはこのセンターに登録を申請することになります。

名簿への登録の申請にあたっては、登録申請書に関連事項を記載するとともに、戸籍抄本、戸籍の個人事項証明書、本籍地について記載がある住民票のいずれか1通が必要となります。外国籍である場合には国籍が記載されている住民票やパスポートの写しとなります。

養成施設出身の場合は、その施設の卒業証明書もあわせて必要となります。さらに、所定の登録免許税と登録手数料の支払いも事前に必要となります。

介護福祉士の免許証を紛失したら再交付を受けよう

介護福祉士の国家試験合格者は、介護福祉士登録簿への登録手続きを経て、正式に介護福祉士として業務を行えるようになります。このとき、登録手続きが終了した者に対しては、免許証(登録証)が交付されます。免許証は更新不要であり、一度手にすれば登録事項に変更がない限り、生涯にわたって有効です。

ただし、何らかの理由で免許証を紛失した場合は、すみやかに再交付の手続きを行う必要があります。登録証紛失時の再交付は、登録証再交付申請書と呼ばれる書類を提出すれば受けることができます。ただし、申請書の提出時には2種類の添付書類が必要となります。1つは、申請手数料の払い込みを証明できる書類です。

これを用意するには、まず指定金融機関の口座に申請手数料1,200円を振り込んで、払込証明書を受け取ります。この払込証明書を、専用の貼付用紙に貼り付ければ証明書類ができあがります。もう1つは、戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)と本籍地の記載がある住民票のうち、どちらか1点です。

これについては、どちらの書類も市区町村役場の窓口で申請したり、自動発行機を操作すれば発行してもらえます。提出が必要なのは原本で、コピーは不可となっているので注意が必要です。

書類は簡易書留郵便として、登録事務を行っている公益財団法人社会福祉振興・試験センターに送ります。新しい登録証は、書類が公益財団法人に届いてから約1ヶ月後に郵送されてきます。

介護福祉士に有効期限はありません

介護福祉士とは介護職の国家資格で、最近では介護に携わる人に広く認知されてきています。介護福祉士は専門的知識や技術をもっている介護のプロとして、これからの介護業界の中でもますます必要とされる資格であり、たとえば介護関係で正職員として働きたい人、キャリアアップしたい人は、この資格を持っていると有利であると言えます。就職や転職にも強い資格と言われています。

介護福祉士の資格を取得するためには、介護福祉士の養成施設を卒業して登録する方法と、国家試験に合格する方法があります。ただし国家試験を受けるためにも、実務経験が3年以上などの条件がありますので、自分がどのルートで資格を取得するのか、確認することが必要です。

そして実際に介護福祉士となるためには、資格登録の要件を満たしたうえで、氏名、生年月日、登録番号、登録年月日、本籍地都道府県名、及び合格年月の登録を受けなければいけません。

資格を取得するにあたって気になる点の一つが資格の有効期限だと思いますが、この資格には有効期限はありません。一度取得すれば生涯有効で、どこの職場でも使うことができるのです。ただし資格登録をしないと介護福祉士の名称を使用できないので、注意が必要です。