介護職員初任者研修の試験問題の内容とは

介護職員初任者研修になるためには講義を受けて最後に修了試験を受講し、合格点を取らなければなりません。ここでは介護職員初任者研修の修了試験問題の内容について詳しくまとめています。

介護職員初任者研修の修了試験とは

介護職員初任者研修は、制度改正によってホームヘルパー2級課程が改められたもので、講義のほかに実技が中心で時間数が多くなっているのが特徴です。これは在宅・施設の区別なく、介護に携わる職員として必要となる基礎的な知識や技能を学ぶための研修です。

したがって、本来は試験制度になじまないものであり、実際にホームヘルパー2級課程とよばれていたころには、研修だけを受ければよく、特に試験とよばれるものはありせんでした。

しかしながら、高齢化が進んで介護職員のいっそうの高度化・専門化の必要性に迫られていることから、新たに介護職員初任者研修となって以降は、最終日に修了試験とよばれるペーパーテストが実施され、これに合格する必要が出てきました。

ただし、修了試験といっても難しいものではなく、研修で学んだ科目のなかから振り返りとして出題されるもので、基本的にはそれぞれのスクールごとに独自に作成されています。形式としては、テキストに書かれた内容に沿った正しい文章を受講者に選ばせる択一式のものが多いようです。

仮に介護職員初任者研修の修了試験で不合格になってしまった場合ですが、補講として苦手分野の講義をふたたび受けて、合格するまでチャレンジできるのが一般的です。

介護職員初任者研修の修了評価試験の試験問題とは

介護職員初任者研修は、かつてホームヘルパー2級課程とよばれていたもので、施設・在宅を問わず、介護職員として求められる知識や技術を磨くための研修となります。ここから実務研修を経て、国家資格である介護福祉士へというステップアップを目指すための最初の一歩となります。

介護職員初任者研修は、都道府県やその指定を受けた指定事業者によって開講され、一般的には15日間の研修となっています。研修そのものは講義と実技からなっており、介護福祉士のように試験で選抜するという形式ではありません。しかしながら、最終日の15日目には、いずれの場所で受講した場合であっても、修了評価試験とよばれるテストが実施されることになっています。

この介護職員初任者研修の修了評価試験の試験問題については、事業者ごとに択一式であったり記述式であったりと違いがありますが、基本的に筆記試験であることに変わりはありません。

試験問題は、研修で学んだ科目のなかからまんべんなく出題されるもので、例えば自立支援、介護の基本、医療との連携、コミュニケーション技術、老化や認知症・障害についての理解、生活支援などの科目に沿って、いくつかの文章から正しいものを択一式で選ばせる、などといったものになります。不合格でもやり直しができる試験ですが、ネット上には模擬試験のサイトなどもありますので、参考にするとよいでしょう。

介護職員初任者研修の筆記試験について

近年、医療の進歩などもあり高齢化社会の伸展が著しく、介護業界全体の法改訂も実質的に現状に追い付いていない状況にありました。このような状況を打開する目的で、厚生労働省を中心として各地方自治体などが連携しながら、介護に伴う法律改正を進めた中で旧ホームヘルパー2級の資格が廃止され、介護職員初任者研修へと名称が変更されました。

旧ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の大きな違いは特にありません。生活援助や身体介護、外出介護等の介護業務を主力の仕事とすることは一切変更が無いと言っていいでしょう。少し変わった点としては、旧制度上から130時間の講習、実技演習を含む講義を受ける必要がありましたが、介護職員初任者研修として新制度に移行後は、新たに約1時間の修了試験を受けることが義務付けられました。

以前は講習のみで資格を得ることが出来たことから、筆記試験があると言うだけでやや抵抗感がある人もいるでしょう。ただ、この筆記試験は130時間の講習や実技試験等の復習的な意味合いがあり、マークシート選択形式のため、さほど心配することは無いと思います。新制度移行後のため、細かい介護職員初任者研修の合格率は発表されていませんが、それでも、全体的な合格率は95%を超えるなど高い数値を維持しているようです。

介護職員初任者研修の修了試験の合格点

介護職員初任者研修は、在宅・施設の区別なく、介護に携わる者として最低限必要となる知識やスキルを学ぶことを目的とした研修であり、プロの介護職員としての入門資格ともいえるものです。

介護職員初任者研修は、全国の福祉系スクールなどで開講されており、自宅からの通信学習だけで済む学科の部分のほかに、実際にスクールを訪れて福祉用具などを用いて介助の技術を学ぶ実技スクーリングの部分がかなり充実していることが特徴となっています。

このように、介護職員初任者研修は、現場で役立つ実技が重要となっているところから、基本的には社会福祉士や介護福祉士の国家試験のように一定の得点が必要という筆記試験とは相容れないものですが、研修生の質の確保を図るという名目で、研修最終日に1時間程度の簡単な筆記試験が行われることになっています。

修了試験は、一定の評価の目安はあるものの、基本的には各スクールで独自に試験問題を作成・出題しているものですので、合格点についてもスクールごとの差があります。一般に合格点は6割から8割といわれていますが、いずれにしても択一式で正しいものを選ぶなど、テキストで学んだ知識が列挙できる程度のレベルであれば十分に合格点に達するもので、不合格の場合は再試験も可能です。

介護職員初任者研修のテスト前に行う準備

緊張をして体調が良くない、緊張して覚えたことを一時的に忘れるなど、テスト前には突然のトラブルに襲われることは多いです。これらに悩まされるのは、それだけ真剣に取り組んできた証であると解釈することもできます。確実に合格をするためには、仕方のないトラブルを恐れるのではなく、普段の生活習慣などが影響するものへの対処が必要です。

介護職員初任者研修の試験を突破することにフォーカスを当てると、この試験特有のトラブル対策が浮き彫りになります。要介護者に見立てた人物を抱きかかえたりする実技訓練では、指の関節を痛めやすいです。それにより、介護職員初任者研修のテスト本番でペンが握りにくくなるかもしれません。実技訓練で酷使した手が筋肉痛になり、介護職員初任者研修のテスト問題に集中できなくなることも考えられます。

試験において、手のコンディション管理は大切なので、普段から入念にマッサージや疲労回復手法を取り入れましょう。慣れない環境に身を置くと、眼球疲労に繋がります。馴染みのない教室での講義は、緊張から視神経に負荷がかるため、こまめに目薬を使用しましょう。

眼球疲労を感じると、介護職員初任者研修のテストで集中力が持続しない恐れがあるからです。介護職員初任者研修のテストに向けて、事前に対策ができることは積極的に取り組んでおきましょう。

介護職員初任者研修のテスト難易度について

2013年4月から管轄する厚生労働省が行った法改訂に伴い、旧ホームヘルパー2級資格は介護職員初任者研修と呼ばれる資格に変更となりました。元々、介護業界では制度自体が複雑であったほか、もし更にランクアップした上位資格を受ける際にも、重複した勉強を行われければならないなど、問題も多かったのです。

このような状況を打開する目的で、制度自体の整理を行い、前述のような旧ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へと変更したものです。なお、旧ホームヘルパー2級の資格取得時には130時間の講習(講義や演習も含まれます)を受けることで、誰でも資格を取得することが出来ていました。

ただ、介護保険初任者研修では、旧資格同様に年齢や資格取得状況、学歴等に特に制限は無いことに変わりはありませんが、一つ大きな変化がありました。前述の旧制度同様に130時間の講習を受けた後に、全体的な復習等の意味合いが深い、約1時間の修了試験(テスト)を受けることが必須となったのです。テストと言えばやや尻込みする方も多いのではないでしょうか。

しかし、あまり大きな心配はありません。介護職員初任者研修におけるテストでは、130時間の講習をしっかり受けることで、難易度はさほど高くは無いと言えます。一つ注意すべき点として、一度でも講習を欠席するとその資格取得要件を得ることが出来なくなりますが、それ以外の試験内容等を勘案すれば、試験内容自体の難易度を問題視することを特に必要ないでしょう。

介護職員初任者研修の試験に落ちた場合

介護職員初任者研修は、介護職員として最低限求められる知識・技術を履修するためのもので、都道府県やその指定を受けている地域の事業者が、厚生労働省が示した「介護職員初任者研修における目標、評価の指針」と題する課長通知の内容にもとづいて実施しているものです。

介護職員初任者研修の最終日には、どこで受講した場合であっても、この厚生労働省の通知にしたがい、受講生の研修の習得度を評価するため、1時間程度の修了評価が筆記試験の形式で実施されることになっています。

試験の内容は全国共通で決まっているわけではなく、研修を実施しているそれぞれの事業者などが、原則として研修で教えた範囲内から出題しているものですので、スクーリングを十分に受けていれば合格できるものとみられます。

ただし、得点が及ばずこの試験に落ちてしまったとしても、それほど悲観する必要はありません。さきの厚生労働省の通知でも、実は試験に落ちた場合も想定して、「補講を行い到達目標に達するよう努める」という趣旨のことを記載しています。

要するに、試験に落ちた場合であっても、それで介護職員初任者研修の修了資格が得られなくなるというのではなくて、補講を受けて再び受験して合格すればよいということになります。