介護職員初任者研修の就職先や求人について

介護の現場は常に人手不足と言われていますが、その中でも特に人手が不足しているのが介護職員初任者研修です。ここでは介護職員初任者研修の就職先や求人についてを詳しくまとめています。

介護職員初任者研修の求人について

介護職員初任者研修とは、介護業界全体の改革が求められていたことから、管轄する厚生労働省が法改訂を行い、2013年4月から旧ホームヘルパー2級から名称変更されたものです。この資格者は、介護を必要とする利用者に対して、生活面での援助や風呂やトイレなど身体介護を行うほか、外出時の援助を行うなどすることが主な仕事となっています。

介護職員初任者研修の求人状況ですが、かなりの数の求人があります。その活躍の場としては、老人福祉施設、特別養護老人ホーム、病院、訪問介護事業所、介護派遣事務所等々、非常に多岐に渡ります。

現在、日本国内では超高齢化社会と呼ばれるように、日本全体の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は非常に高く、それだけ介護を必要とするも多いことから、実質的に介護部門に従事する人は足りていない状況です。なお、介護職員初任者研修は、介護部門における初歩的、入門的な資格であることから、資格取得もさほど難しくありません。

また、実務経験や介護知識を積み重ねていくことで、より上位の介護実務者研修や介護福祉士、ケアマネジャー等への資格取得にも道が開ける場合があります。必要人数に対して、いまだ賃金体制はやや低いと言わざるを得ませんが、今後の伸展が期待できる職種であるとも言えるでしょう。

介護職員初任者研修取得と就職について

日本は、高齢化の急速な進展などを背景に介護ニーズが増大する一方、核家族化の進行や介護する家族の高齢化、労働人口の減少など介護の担い手の状況が変化しています。こうした中で、介護を受ける側の自立を支援すること、また、介護をする側の負担を軽減できるように介護技術と知識、ノウハウを取得するため、介護職員初任者研修取得が必要となっています。

介護職員初任者研修の資格取得には各都道府県の認可をうけた養成学校が開催する授業に参加することが求められます。通学コースや通信コースなど各養成学校によって、介護職員初任者研修の取得方法が異なるので事前に確認すると良いです。養成講座修了後には、就職先を紹介してくれるところもあるので、安心して受講できます。

就職先は、24時間365日介護を要する特別養護老人ホームや老人保健施設などの施設サービスや通所介護、訪問リハビリテーションなどの居宅系サービスがあります。高齢者の増加により介護施設は増え続け、介護サービスを要する高齢者がますます増加しています。安心して高齢者が今までどおりの生活を送ることができるように、介護職員は要介護者の生活歴や趣味などを把握して、介護することが求められます。

介護職員初任者研修者の就職先について

介護職員初任者研修後の就職先について現在は介護職員の求人はたくさんあります。介護施設等は常に人材不足を抱えているのが現状です。最近、ニュースでよく取り上げられているように介護職員は離職率が大変高いのが現状です。

理由としては今回の介護報酬改定のニュースでしきりに取り上げられていますが待遇の悪さです。そのため介護施設などは慢性的に求人を募集しているので就職先に困ることはないでしょう。介護職員初任者研修修了者の就職先としては大きく分けて介護施設と医療施設に分かれます。

介護施設は介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、グループホーム、訪問介護ステーション、デイサービス施設などです。介護老人保健施設は自宅復帰施設という前提があり、比較的動ける利用者さんが在宅復帰に向けて入所されています。

特別養護老人ホームは在宅復帰の難しい、介護度が高い利用者さんが多いです。デイサービスは自宅から週の家に何度かレクリエーションや入浴のために来所される施設です。医療施設は総合病院や療養病院内での介護の仕事です。若い患者さんや重症の患者さんもいます。

介護職員初任者研修を受けられたばかりではなかなか施設の特色等をすぐに把握するのは難しいかもしれませんが、どういった利用者さんに介護を提供したいかなどを考えてみるといいと思います。コミュニケーションに自信があるのならデイサービスだとか、緊張感がある職場がいいのなら総合病院でなどです。

介護職員初任者研修は介護の職場の転職に役に立つ

2013年4月、介護の資格である訪問介護員養成研修1.2.3級や介護職員基礎研修が一元して介護職員初任者研修になりました。今までは施設での実習が義務づけられていましたが、介護職員基礎研修では履修できる環境であれば介護施設実習はしなくてもよいことになっています。

また従来のホームヘルパー2級は無試験でしたが、介護職員初任者研修は試験合格により研修が終了となります。介護職員初任者研修は介護の興味にある方や、介護現場への転職、または自宅介護で活かせる役にたつ資格です。介護の基礎や倫理、介護技術など介護の転職では欠かせない内容です。

また介護職員初任者研修は介護現場に就職後もスキルアップの為には欠かせない資格です。介護現場では職員の技術や資質向上の為に、上級資格をとるチャンスがあります。そのために入門として初級の資格はとっておく必要があります。

異業種からの介護職の転職はこの介護職員初任者研修の資格が心強い存在となります。介護職は利用者やご家族にも感謝されるやりがいのある仕事です。また人出不足で常に求人がありますので、転職も果たしやすい業種ともいえます。人生経験を活かせる仕事として資格取得も人気があります。

在宅・施設の両方に対応した介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護福祉士資格を中心とした介護職員の研修体系の再編が進むなかで新しく誕生したものであり、介護職員としてのキャリア上は、これまで存在していたホームヘルパー2級の研修課程にほぼ対応したものとなっています。

この介護職員初任者研修とホームヘルパー2級とは、カリキュラムの時間数が130時間と同一で、外見上は変化がなさそうですが、内容にはいくつかの違いがみられます。ホームヘルパー2級は、利用者の居宅内における食事や排泄などの介助、身のまわりの世話といった、あくまでも在宅介護を中心としたカリキュラムであったのに対して、介護職員初任者研修では、在宅・施設の区別を取り払い、両方で働く介護職員を対象としたものとなっています。

在宅・施設に共通の、介護職員として最低限必要な知識を学ぶという方向へと基本的なコンセプトが変更となっています。また、ホームヘルパー2級では、130時間中の30時間が実習にあてがわれ、外部の福祉施設で利用者の世話をするというメニューとなっていましたが、介護職員初任者研修では、この時間が実技スクーリングの時間として割り当てられています。

利用者と直接触れ合う体験も貴重な機会ではありましたが、新しい研修カリキュラムではその分実際に福祉用具などの使い方などの技術を学ぶことに充てられますので、より密度の濃い研修になとったも評価できます。

訪問介護事業所で働くには、介護職員初任者研修は最低限必要

介護保険法で規定する訪問介護事業所で、ヘルパーとして働くためには資格を有していなければなりません。その資格にはいくつか種類があり、その中で一番資格者が多いのが介護職員初任者研修資格です。

この資格は数年前までヘルパー3級であるとかあるいは2級といった形で呼ばれていたものですが、その後の国、厚生労働省において制度が改正され、このヘルパー3級等は廃止し改めて介護職員初任者研修などに再編されたものです。

介護職員初任者研修はその名称のとおり初任者研修ですから、初任者つまり介護職員として働くのが初めてだという人を対象にしている資格であるということですが、最低限度この資格を有する人でないと訪問介護事業所でヘルパーとして働くことはできません。また、その職務内容はヘルパーとしてのものに限定されており、サービス提供責任者としての労働はできません。

このように、介護職員初任者研修資格は、訪問介護事業所で働くのに最低限必要なものであり、もしここから先さらにより介護職として知識や技術を磨こうと思えば、この上位資格にあたる介護職員実務者研修資格を目指していくことになり、さらに介護福祉士等を考えていくことになります。