心理カウンセラーとしてできるカウンセリング方法について

心理カウンセラーは文字の通り、悩みを抱えている人のストレスを取り除いてあげる為にカウンセリングを行います。

ここでは心理カウンセラーの行うカウンセリングや効果についてをまとめています。

心理カウンセラーのカウンセリングについて

心理カウンセラーによるカウンセリングは、心に悩みを抱える人達にとって救いとなります。現代社会における生活上のストレスは、誰に対しても大小なりともつきまといます。その重みに耐え切れずに、精神面での不安定さを生み出している場合に、心理カウンセラーの存在は大きなものになります。

心理カウンセラーは、まず、相談者の話を時間をかけて聞くことから始めます。口を閉ざして、なかなか本題に至らないことや、本音を吐露することのない場合もありますので、それらに要する時間は多めに確保します。その情報に基づいて、カウンセリングの道筋を模索します。

相談者に対しては、解決方法を強要することはおこないません。あくまで提案を投げかけて、それに対する選択権は相談者に委ねます。

すなわち、提案に対する実施の可能性は、その時点での相談者の力量にかかっていることになります。相談者が受け入れないようであれば、形を変えて投げかけをおこないます。

改善のための糸口は、本人だけではなく、本人を取り巻く人間関係や環境にも隠されています。カウンセリングの席上において、本人の同意に基づいて、関連すると思われる人の同席と協力が必要になることもあります。

心理カウンセラーのカウンセリング効果について

最近は、うつ病などの精神的な病気により、会社を休職したり退職を余儀なくされる人が増えています。今は雇用情勢が悪化していますから、一度仕事を失ってしまうと、なかなか次の仕事を見つけることができません。

このような状況においては、会社の中で出世を目指すよりも、何とか心身の健康を保って、定年まで長く勤められるようにすることの方が、より現実的な選択だと言えます。
また、精神系の病気は、一度発症してしまうと、なかなか完治が難しいのです。

一見治ったかのように見えても、同じような環境下では再び症状が起きてしまうことは少なくありません。ですから、病気にかからないように、早目に悩みを解決することはとても大切です。そこで有効な対処法が、カウンセリングを受けることです。

自分の悩みを心理カウンセラーに話すことで、悩みの根本的な原因を究明し、その改善方法を見つけることができます。心理カウンセラーはさまざまな悩みを抱える人々に対処していますので、その経験と実績から、その悩みに応じた最適なアドバイスを与えてくれます。

また、心理カウンセラーのカウンセリングを受けるだけで、精神が安定するという効果もあります。このように、心理カウンセラーの仕事には、病気を予防するという効果があるのです。

スクールカウンセラーとして働く心理カウンセラー

心理カウンセラーの資格は、医者や弁護士のような国家資格ではなく、民間団体が認定するものです。ですから、国家資格とは異なり、勤務先や勤務内容が厳密に定められているわけではありません。

例えば、弁護士の場合は弁護士事務所でクライアントの弁護をしたり、企業に所属して法務や訴訟などの仕事を担当します。また、医者は病院で患者の病気治療を行います。

しかし、心理カウンセラーの場合には、どのような勤務先でどのような仕事をするか、ということはある程度個人の裁量にゆだねられるので、さまざまな働き方があります。

特に、ここ数年は心の病に苦しむ人々が急増しているので、カウンセリングの仕事はますますその重要性を増しています。病院やクリニックはもちろん、一般の企業や団体など、さまざまな職場でカウンセリングの仕事ができる人が求められるようになっているのです。

このように、心理カウンセラーの資格を持つ人が活躍できる職場はさまざまありますが、その中のひとつがスクールカウンセラーです。最近は子どもでもストレスを抱えている場合が多く、症状がひどくなると、不登校になったり、長時間授業を受けることができなくなってしまいます。

スクールカウンセラーは、このような子どもたちのサポート役として、とても大切な仕事をしているのです。

心理カウンセラーのメール相談について

心理カウンセラーが、相談者に対してメール相談をおこなうことがあります。面と向かって相談を持ちかけることを苦手とする相談者や、距離的な問題から、頻繁に相談に出向くことができない場合などに有効活用されています。

心理カウンセラーによるメール相談という形態は、言葉の力を借りてのカウンセリングになります。それだけに、言葉尻ひとつをとらえても、相談者の心理状態を不安定にさせることがありますので、慎重に言葉を選びます。よって、ある程度の文章表現力を身につけておかなければなりません。

一方で、相談者としては、メールであれば思いの内を存分に吐き出すことができるものになります。言葉として発することに躊躇するような内容であっても、真意の伝わりやすさがあります。ただ、自由に記すあまりに、無理な要求をおこなうこともありますので、常識の範囲内で相談することが大切になります。

心理カウンセラーは、相談者と膝を突き合わせて、その表情などからも不安や悩みの状態を類推することをおこなっています。メール相談という方法だけですと、どうしても十分な把握がなされないことになりますので、あくまで実際の相談に対する補助として位置付けることが大切です。

メンタルケアで社会を支える心理カウンセラー

健康は生活に欠かせない要素で、精神的な健康も重要ですから、メンタルケアが人の生活を助けますし、心理カウンセラーの存在が社会を支えています。ストレスの多い社会は悩みを抱え込む事が多く、メンタルケアが人の将来を左右する事もあるので、心理カウンセラーが担う役割は大きいですし、困難を乗り越える為のサポートが出来る仕事です。

心理カウンセラーは客観的に人物を把握する事が大切ですし、会話から心理的な状態を引き出す事によって、メンタルケアに活用出来る情報が得られますから、悩みを聞き出せる心理カウンセラーとしての技術を得る事が重要です。

話には聞き上手がありますから、メンタルケアも同様に聞く事に技術があり、抵抗なく話せる環境を実現する事も、心理カウンセラーとしての技術になります。

メンタルケアは悩みを解消する手助けの方法で、必要な相手に対して手を差し伸べる事が出来ますし、心の負担を軽くする事にも繋がりますから、思い悩んだ状況に対して変化を与える事が可能になります。

人の気持ちを変えられる心理カウンセラーの存在は、変化をもたらす事が出来る人材としての価値があり、会話から人の心理に作用する技術がありますから、十分に学ぶ事が一流の専門家に求められ、複雑化した社会の中で需要がある存在です。

医療における心理カウンセラーが求められるわけ

医療において、心理カウンセラーは必要とされています。心理カウンセラーが求められる場合には、終末期の患者さんや、治療ができない病気を持っている患者さん、足や腕を切断しなければいけない患者さんなどが多いです。

終末期の患者さんが患っている病気のほとんどはがんのことが多いですが、そのような患者さんにとって痛みのケアが重要となってきます。医療における痛みの分類は、身体的痛み、心理的痛み、神経的な痛みなどにわけられます。

身体的な痛みとは、皮膚や臓器、骨などの体の一部が痛むことで、神経的な痛みとは神経が圧迫されることに由来する体の痛みです。

一方、心理的痛みとは、心の状態による苦痛のことを言い、患者さん自身が死ぬということを受け入れる過程において体験する苦痛などがあります。また、患者さん自身だけではなく、その家族も同じように心理的痛みを経験することがほとんどです。

このような患者さんやその家族に対する心のケアには、専門家の心理カウンセラーを導入する病院も少なくありません。

このように終末期においては、患者さんの痛みを総合的にとらえ、ケアを行っていく必要があります。看護師や医師も心のケアを行いますが、それ以外の医療行為に追われすべてが叶わないこともあるため、専門家の心理カウンセラーが必要です。

心理カウンセラーを活用したうつ病の再発予防

うつ病になった方が恐れていることは再発のリスクです。再発率は60%と言われています。うつ病は投薬と休養で治ると言われていますが、それだけでは再発するリスクが高いのです。

なぜかと言うと、復職した後にまた休職した時と似たようなシチュエーションに陥った場合に、物事の捉え方や考え方、ストレスの対処法が変わっていないと、やはり再発してしまう可能性が高いからです。投薬と休養の他に必要なアプローチ、それが心理カウンセラーと行うカウンセリングです。

心理カウンセラーとのカウンセリングを通して、物事の捉え方や考え方、ストレスの対処法を良い方向へ変えていく、つまり性格を変える必要があります。

性格を変えるという作業は簡単ではないです。自分がこれまで過ごして形成された何十年という年月が蓄積された結果で性格ができあがっているためです。その性格を変えるためには心理カウンセラーとの密接な関係を築いて、まず自分の性格を知ってもらう必要があります。

心理カウンセラーに自分の性格を知ってもらった上で、自分の認知の歪みに気付いてもらい、そこを治していく作業が必要になります。これができて初めて、休職した時と似たようなシチュエーションに陥った場合にもうまく対処できるようになり、復職後の再発のリスクが低くなります。