心理カウンセラーとして転職する場合

今まで働いていた職業をやめて心理カウンセラーとして転職する人というのは結構いらっしゃいます。

ここでは心理カウンセラーとして転職する場合の注意点や転職理由などについてまとめています。

心理カウンセラーの転職に関する相談について

心理カウンセラーは、ストレス社会を生き抜くビジネスマンたちからの相談も多く受けます。職場内の人間関係が多くを占めており、うまく適応できないでいることで、仕事そのものにも手が付けられないで悩んでいる層も少なくありません。

上司と部下の連携において、指示系統のやり取りは、時として相手の精神状態にダメージを与えることがあります。全ては、会社の業績の向上のためとはいえ、社員の心身に及ぶ体調面を犠牲にしてしまうことは、最終的には企業にとっての損失につながることになります。

個々人の精神面の建て直しは、企業の発展にもつながっていくものになります。心理カウンセラーが受ける職場内での悩みの中に、転職を考えている場合があります。転職ともなりますと、思いつめているレベルの深さが伺えます。

果たして転職が、相談者の悩みを全て解決することが出来る選択肢なのかについて、しっかりと相談を伺いながら把握します。転職を思いとどまらせるというよりも、その考え方に至った経緯や判断について、相談者の性格面や置かれている立場などから分析をおこないます。

転職希望者にとっては、じっくりと見直していくための心のゆとりが必要になります。それを提供することが、心理カウンセラーの役割になります。

心理カウンセラーへの転職理由は不景気が関係していた

近年、心理カウンセラーを目指す人が増え続けています。元々この道を歩むつもりで勉強を行っている学生がいますが、すでに別の仕事を行いつつ、転職を目指すために資格を取得しようとするパターンも、目立つ傾向にあります。転職理由として、心理カウンセラーへの需要の高まりが、ひとつにあります。

景気が回復傾向にあるとはいえ、長く続いた不況が原因で、身体だけでなく、心の不調を訴える人が増えたことと、就職先がなかなか見つからない、もしくは給料が上がらない状態で、需要が高まっているこの職業に就職を考える人がいたことも、転職理由として挙げられています。

現在、心理カウンセラーという民間資格がありますが、この名の国家資格が実際にある訳ではなく、国家資格である臨床心理士と区別されることなく利用されることもありますので、資格を目指す際には注意したいものです。

就職に活かしたいのであれば、より信頼性の高い、臨床心理士の資格を同時に取得しておくことをおすすめします。医療機関はもちろんのこと、学校などの教育機関からの需要が高く、さらに福祉や司法機関からも求められており、狭き門ではあるものの、公務員として働ける可能性があるのが魅力です。

心理カウンセラーの給料事情はどうなのか

心理カウンセラーには、スクールカウンセラーや産業カウンセラーなど様々な種類があります。そのため各企業で収入が変わってきます。心理カウンセラーの一般的な給料は、平均年収で150万から500万程度とされています。平均月収は16万程となっています。

スクールカウンセラーなど教育機関で働くカウンセラーは少し高めとなっており、時給は1500円から3000円前後で、医療機関で働くカウンセラーなら1000円から2000円前後が相場となっています。

行政機関で働く心理カウンセラーの場合は、公務員として働けるので安定した収入を得ることができるでしょう。多くの経験を積んだカウンセラーが独立して開業した場合、多くの企業や学校で専属のカウンセラーとして契約して活躍の場を広げることができたのなら、年収で1000万以上を越えることもできるようです。

最近の心理カウンセラーは、複数の職場を掛け持ちして働く方が増えています。そのため収入は、勤務時間や日数はもちろんカウンセラーとしての能力や勤務経験の差で変わってきます。心理カウンセラーは、専門の心理学的知識を用いて活躍するため、専門職として扱われ、一般職よりは高い給料をもらうことができます。

心理カウンセラーに年齢制限はあるのか

人の話に共感し悩みを共に解決する心理カウンセラーに興味をもっていても、年をとっているからとかもう学んでも遅いのではないかと考える人もいます。しかし心理カウンセラーになるのに年齢制限はありません。

むしろ年をとって人生経験を重ねている人の方が、より悩みを抱えている人の気持ちに寄り添え、新たな解決方法を見つけることができるため心理カウンセラーに向いていると言えます。

悩みを抱えている人は学校や職場、夫婦生活、姑問題など様々な人間関係が原因になっている場合も多く、それらを経験している人の方が気持ちをわかってあげることができ、より良いアドバイスもする事ができます。

また人間関係だけではなく漠然とした不安を感じている場合や、挫折経験がストレスになって相談に来る場合もあります。これらを受け止める事ができるのが年齢を重ね人生経験を積んだ人なのです。

また心理カウンセラーは年をとっても続けられる仕事です。企業に所属している場合は定年がありますが、個人で続けていける仕事です。また職場や家庭でより良いコミュニケーションを取れるようになるため、心理カウンセラーの勉強をする人もいます。職場や家庭の人間関係を良好にできるスキルを学ぶ事ができます。

心理カウンセラーは副業としてやるのが望ましい

心理カウンセラーは女性を中心に人気のある資格です。現代社会では人間関係・仕事・子育て、など心に悩みを抱える要因が多く、そのために心を病んでしまう人も増えています。そのため、心理カウンセラーの役割が今まで以上に見直されています。

ただ、「心理カウンセラーを本業として食べていけるか」という事になるとこれは若干難しいと言うしかありません。心理カウンセラーの収入というのは、よほど流行っているカウンセラーでない限り決して多いとは言えないのが現状だからです。

しかし、本業としてではなく副業として心理カウンセラーとして働くのであれば本業で不安定な収入をカバー出来る可能性が高くなり、有益であるかもしれません。実際、副業として働いている人の中には週末起業という方法で働いている人もいます。

週末起業というのは、本業を持っている人が週末の自由な時間だけ起業(新しく事業を始める)事です。この方法であれば、空いている時間を有効に使いつつ、本業面での収入の不安定さをカバーすることが出来ます。

週末起業でやる事業については、「本業に結び付けられること」や「スキルアップに繋がること」を選ぶと続けやすいです。望ましい働き方を考えてみましょう。

心理カウンセラーの潜在的労働時間は長くなりがち

心理カウンセラーの仕事の中には、精神的な悩みを抱えた人の話を聞き、適切な助言を与えるというものがあります。一見すると、いったん専門的知識を持ってしまいさえすれば話をするだけで収入が得られるため、比較的ラクな仕事ではないかと思えてしまいます。

しかし、実際には長時間労働を強いられるのと同じ状態になって、辛い思いをする可能性があるのです。心理カウンセラーをしていると、相談者の悩みを真剣に考えようとしすぎるあまり、自分自身も悩んでしまうというリスクがあります。

こうなってしまうと、相談者とカウンセラーが共倒れになってしまうので好ましくないのですが、熱が入るあまり相談時間外でもフォローしようと頑張った結果、実質的な労働時間が非常に長くなってしまうことがありえます。目に見えない長い労働時間が心理カウンセラーの体力を奪うと、相談者の側にも悪影響が及びます。

誰しも疲れているときには不機嫌になりがちです。心理カウンセラーにお世話になる人たちは、なんらかの形で精神的に満たされない部分がある人が大半なので、カウンセラーが温かく包み込んでやるくらいでないと良好な関係を築き上げることができません。

カウンセラーは潜在的な労働時間が長くなりすぎないようにし、本当に相談者のためになるカウンセリングを常に行えるようにしておくことが望ましいです。