社会福祉士は国家資格です

社会福祉士は高齢化が進む今、福祉の職業の中で非常に人気のある職業です。社会福祉士は国家資格であり、取得には国家試験に合格する必要があります。

ここでは社会福祉士の国家資格についてまとめています。

社会福祉士資格を取得して確実なスキルアップ

社会福祉関係の仕事を目指したり、社会福祉関係の仕事をしている場合には、社会福祉士という資格は一つの目標です。つまり、社会福祉士は社会福祉関係では最上位の国家資格です。即ち、社会福祉職の公務員・病院や社会福祉施設で他の従業員等をまとめるりーダーとして期待されている存在なのです。

もちろん、ステイタスに加えて、資格手当や職位の付与や向上などが期待できることも大きな魅力です。違う角度から言えば、「社会福祉士として様々な角度から社会福祉制度全般を見渡す」ことができます。更に、「日々の業務を通じて、社会福祉士として確実なスキルアップを図る」ことが可能なのです。

つまり、責任をもって社会福祉業務に従事するには、大きな意義のある資格です。確かに、「仕事はやる気」が大事です。しかし、社会福祉関係の仕事を目指したり、現在従事しているなら、「確実なスキルアップのために社会福祉士」を取得すれば、より自分の仕事に自信が持てるはずです。

そして、その自信を「社会福祉サービスという形で還元する」ことも重要な使命です。即ち、社会福祉士として確実にスキルアップし、その知識や経験を色々な形で還元し、福祉制度全体がより良くなるように「資格を生かす」べきなのです。

社会福祉士国家試験の受験資格

社会福祉士国家試験は、厚生労働大臣の指定試験機関である社会福祉振興・試験センターが毎年1月下旬のころに実施しているものです。試験に合格して社会福祉士登録簿に登録された人のみ、社会福祉士の名称を用いて仕事をすることができますが、この国家試験の受験資格としては、実施要項のなかで4つの場合が定められています。

受験資格の第1としては、4年制大学で指定科目を履修して卒業した人で、これが社会福祉士となるのにもっともオーソドックスな方法です。所定のカリキュラムを持っているいわゆる福祉系大学がこれにあたります。

第2として、短期大学等で指定科目を履修して卒業後、指定施設で相談支援業務に一定年限従事した人です。2年制の短大であれば実務経験は2年以上、3年制の短大であれば1年以上となります。指定施設とは児童養護施設、養護老人ホーム、障害福祉サービス事業を行う施設などをいいます。

第3として、社会福祉士短期養成施設を卒業または修了した人です。これらはいわゆる福祉専門学校が主なもので、6か月以上の課程が該当しますが、全国的に見てもそれほど多くはありません。

第4として、社会福祉士一般養成施設を卒業または修了した人です。こちらも福祉専門学校の通信制などですが、短期養成施設よりも開校数は多く、履修年限は1年以上となっています。

社会福祉士国家試験の過去問の閲覧について

社会福祉士国家試験は、毎年1回行われていますが、この試験の事務を取り扱っているのは、厚生労働大臣から指定試験機関としての指定を受けている社会福祉振興・試験センターが唯一のものとなっています。このセンターでは、同じく「三福祉士」と並列で呼ばれている介護福祉士、精神保健福祉士の国家試験についても、問題の作成から実施までの事務を取り扱っています。

このため、同センターのホームページ上には直近3年分の各試験の過去問や正答がPDFファイル形式でアップロードされており、だれでも自由に閲覧することが可能な状態となっています。

直近3年分よりも以前の試験の過去問や正答については、残念ながら同センターのホームページには掲載されていないため、市販されている社会福祉士国家試験対策の問題集などを購入するのがもっとも確実な方法です。

社会福祉士国家試験は、介護福祉士国家試験と同様に、平成元年度分から毎年実施されているため、過去問についてもそれだけの蓄積があることになります。

ただし、こうした過去問を閲覧するにあたっては、その途中の平成19年に大々的な社会福祉士にかかわる法律上の制度改正をはさんでいますので、法改正の影響などについても視野に入れる必要があります。

専門学校の社会福祉士対策講座

社会福祉士という仕事は、専門的な知識と技術を活かしたソーシャルワーカーとして現在では欠かすことのできないものです。ソーシャルワカーカーとは、高齢者の方々などがスムーズな日常生活が送れるように相談にのり、支援をおこなうことです。少子高齢化が進む現在の社会において、今後ますます活躍の場は広がります。

社会福祉士という資格は国家資格のひとつですが、1987年5月に社会福祉士法及び介護福祉法で制定され誕生したものであり、まだ新しい国家資格です。また、社会福祉士は専門的知識を持っておこなうため、約一年間の勉強が必要となります。

それでは、その専門的な知識をどのように身につけるのかということになりますが、専門学校の講座で学習を進めていくという方法がまず、挙げられます。

専門学校の講座では実際に学校へ通い、合格に必要な講義を聞く通学講座というものと、自宅で学習ができる通信講座というものがあります。通信講座のメリットは仕事をしながら空いた時間を利用して勉強ができるということです。

自宅で好きな日に好きな時間に勉強ができるというメリットがあるため、また専門学校が自宅の近くにないなど、通信での学習効果は大きいです。

社会福祉士の試験対策と過去問について

社会福祉士の試験対策として、過去問を解くのはとてもいいことです。なぜなら、過去問を解くことで試験の出題予想ができますし、実際の試験を受けるようにリアルな感覚で勉強することもできます。本番の試験では過去に出題されたものと似たようなものが出ますので、過去問はその点でも重要な対策となります。

ただし、実際に入手できる社会福祉士試験の過去問題集にはさまざまな形式のものがあります。単に問題を掲載しただけのものもありますが、一工夫を凝らして、クイズ形式で楽しみながら解けるようにしたものまであります。性格的に飽きっぽいという人は、こういう楽しみながらできる問題集を活用するのもいいでしょう。

さて、どんなテキストを用いるにしても、自分が解けなかった問題に注目するのがポイントです。解けなかった問題こそが自分の苦手な分野ということになりますから、そこを重点的に勉強していけば、合格に近づけることができるでしょう。

その点、社会福祉士試験の過去問の中には、間違えた問題だけを出題する復習機能をもったものもあります。これらオンライン上で利用できる問題集ですが、より効率的な試験対策をしたいと思う方にはとても便利なツールです。社会福祉士を目指してる方はぜひチェックしておきましょう。

社会福祉士の合格率と難易度

社会福祉士の合格率ですが、概ね25%から30%の間で推移しています。ただ、平成24年は18%になるなど、年によっては合格率が大きく下がるケースもあります。

さて、それを踏まえた上での社会福祉士の難易度ですが、人によっては3ヶ月程度の学習で合格する人もいますし、一方で1年間学習しても合格できいない人もいるので、人によって難しさは違ってくると思います。近年は、やや問題の難易度が高まったこともあり、以前に比べると合格は少し難しくなったと言えるかもしれません。

また、社会福祉士の試験は年に1回しかないので、万全の対策で臨む必要があるでしょう。総合的な難易度で言えば、社会福祉士は国会試験の中でも、普通ぐらいのレベルだと言えます。したがって、決して簡単なわけではありませんが、特段難しいわけでもないので、しっかりと学習すれば十分合格のチャンスはある資格だと言えます。

社会福祉士の試験科目は、かなり数が多いと言えますから、効率良く学習していくことが求められますし、苦手分野をなるべく作らずに、どの分野でもしっかりと得点できるようになる必要があります。
逆に、1つの科目に学習時間をかけすぎないことも大事だと言えます。